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「妻強く 夫弱く」30年で力関係変化

毎日新聞 2018年6月19日

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博報堂生活総合研究所が1988年から今年まで10年おきにしてきた「家族調査」で、夫婦の力関係が大きく変化してきたことが浮き彫りになった。同研究所は「妻は強く、夫は弱くなった30年」としている。

「家庭で総合的な決定権を持っている人」を妻に尋ねたところ、今年の調査では「夫」が過去最低の38.7%。「妻」は過去最高の30.3%となり、夫婦の差がこれまでで最も縮まった。30年前は夫72%、妻10%と圧倒的な「亭主関白」だった。

妻が30代以下の夫婦に限ると、夫33%、妻36%で初めて妻側優位の結果が出た。個別の事柄に関する決定権では、妻が働きに出ること(夫20%、妻77%)や子供を何人産むか(21%、51%)については、妻が優位。子供の名前(47%、31%)や親との同居(44%、28%)は夫が優位を保っているが、いずれも妻との差は縮まっている。
 背景には、理想の夫婦像の変化もあるようだ。「亭主関白」を理想とする夫は30年前の50%から今年は18%に激減した。妻の理想の夫婦像には30年間に大きな変化はなく、今どきの夫婦は「友達夫婦」を理想としている(65%、80%)。また、「自分は配偶者がいないと暮らしていけない」と思うかを尋ねたところ、「そう思う」夫は67%で、妻(60%)を上回った。
 同研究所の三矢正浩上席研究員は「共働きの夫婦が多くなり、妻の経済力や予定が増えた結果、妻が家のことを決める機会が多くなった。夫の側も時代の流れを感じ、考え方が丸くなった。力関係の変化は、その両方に起因するのではないか」と分析している。
 調査は、妻の年齢が20~59歳の、夫婦が同居する首都圏の世帯を対象に、訪問留め置き法で実施。88年からの4回の調査で計3615世帯が回答した。【田村佳子】

※亭主関白も我々の年代で終わりだったようだね。
 炊事、洗濯まるでダメ
 決めごとは独断
 子守せず(おんぶや抱っこ等々)
今の世代を見てると歯がゆい感じ(ごめんね)