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NASAの警告!!史上最強のゴジラ・エルニーニョ現象が発生する!?

NANASAが指摘するには、フランス国立宇宙センター(CNES)と合同で行った海洋観測マッピングミッション「TOPEX/ポセイドン (TOPEX/Poseidon) 」が1997年に捉えたエルニーニョ現象のチャートと、今回「Jason-2」が捉えたデータが非常に酷似しているというのだ。

急成長したゴジラ、まだピークには達せず

 この比較画像をみれば一目瞭然。…SAが指摘するには、フランス国立宇宙センター(CNES)と合同で行った海洋観測マッピングミッション「TOPEX/ポセイドン (TOPEX/Poseidon) 」が1997年に捉えたエルニーニョ現象のチャートと、今回「Jason-2」が捉えたデータが非常に酷似しているというのだ。

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東太平洋の赤道に沿って海水面の温度が異常に高くなっていることがわかる。さらに1997年次のデータと非常に似ていることも確認できる。

 このエルニーニョ現象、大なり小なり幾度となく発生してきたが、今回は極めて強いものであるとデータが示しているのがわかるだろう。「Jason-2」が2015年の暮れに捉えたデータをみると、18年前よりさらに海洋表層の高温部が広域に拡大しているのがわかる。

 カリフォルニア工科大学から独立した機関で、NASA無人探査機等に携わるJPL(Jet Propulsion Laboratory)研究所の科学者ジョシュ・ウィリス氏は、「最近発生した2014年のエルニーニョはまるで我々をからかうように、その動きはゆらゆらとしたものでした。しかし2015年に入って状況は一変し、あっという間にその勢力を急成長させたのです。2015年11月の時点で1997年のピークを越しましたが、まだ高温の海水域は拡大し続けています。つまり、今回のエルニーニョのピークにはまだ到達していないということなのです」と語っている。

 さらにJPLの気候学者ビル・パッツアート氏は、「エルニーニョ現象に関する科学的に確かな記録は過去約50年分しかなく、エルニーニョ現象について正確に予想することはまだ難しい。しかし過去に受けた干ばつの被害データなどを参照し、その被害を最小限にするための準備をすることはできる。貯水槽の水位などを頻繁に見て、このモンスターの攻撃に備えなくてはいけない」と述べている。

ゴジララニーニャ現象襲来か?

 エルニーニョスペイン語で「El Ni?o」と綴り「男の子」のことを意味する。その反対に「女の子」を意味するラニーニャ(La Ni?a)現象というものが存在する。これはエルニーニョ現象とは反対に、貿易風が非常に強くなり太平洋の赤道中央から南米のペルー沿岸にかけて、温かい海水が集まることを指す。

 観測記録によれば、エルニーニョ現象ラニーニャ現象もある一定の周期にしたがって発生する傾向にあり、エルニーニョ現象が起こった翌年にラニーニャ現象が起こる可能性が非常に高いといわれている。…

気象庁海洋研究開発機構JAMSTEC)は、今年の春以降、現在のエルニーニョ現象が衰退した後、今年から来年の冬にかけてこのラニーニャ現象が起こると予測している。気象庁 地球環境・海洋部が昨年12月10日に発表したところによれば、「今後、春にかけてエルニーニョ現象が続き、夏までに平常の状態になる可能性が高い」としているが、観測史上最高に熱い夏を迎えた去年に引き続き、異常気象が発生する見込みは高そうだ。

 今年の暖冬はあくまでも一端にすぎないが、その影響はスキーだけでなく農業や漁業への深刻な経済的損害にもつながる。不作や漁獲量の落ち込みは、我々消費者の財布を直撃することになるだろう。モンスターの足音はすぐそこまできているのだ。天災ほど恐ろしいものはない、備えあれば憂いなし、できることは今のうちにしておいたほうがよさそうだ。