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東京オリンピック(1964)

先日10月10日付け毎日新聞朝刊東京オリンピック昭和39年(1964レプリカ一部入っていたので紹介します

天皇陛下開会宣言
天皇陛下の厳かな開会宣言が東京・国立競技場のロイヤルボックスから電波に乗って赤道上空3万6千キロのシンコム3号衛星に飛んだ。
オリンピック史上初めてのテレビ宇宙中継である。
昭和39年10月10日午後2時57分まさに世界が一つに結ばれた一瞬であった。
高らかなファンファーレが鳴りわたり、平和を求めてやまぬ日本の美しい秋空にアジアではじめての聖火が「世界は一つ」の悲願をこめて赤々と燃える。
人類の英知と近代科学の極致を象徴する史上最大の第18回オリンピック東京大会は参加94ヵ国、6,000人のたくましい闘魂をかき立てながらこうして、15日にわたる壮大な歴史絵巻をくりひろげた。

ブランデージIOC会長の祝辞
     平和を愛する若人の祭典
      スポーツに差別はない
オリンピック運動は、今や七つの海を結びつけ
オリンピックは大会全世界のものである左証として、
ついにここ東洋で行われようとしている。
国際オリンピック委員会は、この行事を、全世界の平和を愛好する若人の喜びを祭典とし皆様に捧げるのである。
マチュアがアマチュアのために築き上げたこの偉大な国際スポーツの組織の成功は全人類の基本的、本能的な熱望に負うものである。ここには、貧者、家柄、あるいは人種にもとずく階級的な不公平は存在しない。
スポーツでは、各人は自身の功績によって勝者となり、また敗者となる。諸君はここにいることですでに勝者だが、同時に他のすべての勝者のように責任を担っている。

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8月21日オリンピアの遺跡ヘラ神殿された ''太陽の火'' が今 はるばる23,00キロアジアの青年たち日本の若人手で走り継がれた聖火その
107013 目の最終ランナー坂井義則引き継がれ
聖火台に通じる122段の緑の階段を一気に駆け上り点火する当時19歳の坂井君

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※とにかく、見事な秋晴れでした。気象庁に残る過去のデーターから最も雨の少ない日をオリンピック開会式に選んだそうですが、あの日の新聞に載った天気図を見ても分かるとおり
 10月10日は前日まで雨を降らせた低気圧が北に去って、秋の空気がおいしく感じられる雲一つない快晴でした。

(元毎日新聞オリンピック報道本部選手村担当 磯貝喜兵衛84歳談話)
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