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嘘のようなホントの話

「セクシーすぎるから解雇」
アメリカ・アイオワ州最高裁判所の下した“ある判決”が波紋を呼んでいる。

助手の女性を「魅力的すぎるから」という理由で解雇した歯科医が「不当解雇」として訴えられていた裁判で、女性側の訴えを退ける判決が出されたのだ。

問題の医師は、同州フォートダッジの開業歯科医James Knight氏。いっぽう解雇されたMelissa Nelsonさんは現在33歳。10年間も彼の元で働いた優秀な歯科助手だったが、「魅力的すぎるから」というとんでもない理由で解雇されてしまったのだ。

Knight医師とその妻によれば、20歳以上も若いNelsonさんの魅力が結婚生活の危機につながるという懸念が強まり、それゆえ彼女を解雇したのだという。現在では別の女性がNelsonさんの後任を務めているとか。

なんとも理不尽な解雇理由だが、Knight医師が訴えたのは、「彼女の魅力に耐えるのは難しく、このままではよからぬ行為に及んで結婚生活を破綻させてしまいそうだったから」という切実さ。

その訴えにもっともだと歯科医勝訴の判決を下した裁判官は…やはりというべきか全員が男性だという。同じ男として「気持ちはわかる」ということなのか? それにしても呆れてしまう判決だ。

もとよりNelsonさんには何の落ち度もない。こんな横暴を許せば性別や人種に基づく差別が職場で横行することになる、と彼女の弁護士のPaige Fiedlerさんは憤る。「魅力的であることが解雇理由になるなら、たとえば胸の大きな女性を解雇して胸の小さな女性に置き換える、という雇用主の横暴も認められることになる」という弁護士の主張は実にもっともだろう。

それにしてもこのMelissa Nelsonさん、どれほど魅力的なルックスの持ち主なのか? スケベ心で気になってしまう男性は多いだろう。「Melissa Nelson」で検索するといくつかの画像にヒットするので、ご自身の目でご覧になると良いかもしれない。
(待兼 音二郎)


※おい等なら解雇はしないけどなぁ~~。