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40代以上で夏風邪をひきやすい人に共通する生活習慣

まぐまぐニュース! / 2018年7月16日 5時0分

最近、40代から70代までの年齢層の約4万人の日本人男女を調査した研究が発表されました。その研究の目的は、風邪をひきやすい人に共通の生活習慣を調べるというもの。これだけの規模の研究はこれまでになかったもので、ビッグデータ研究といえます。その結果、肥満、運動不足、睡眠不足、大量飲酒、お菓子をよく食べること、などの生活習慣が、風邪をひきやすい人に共通していたことがわかりました。

風邪をひきやすい生活習慣

肥満、運動不足、睡眠不足、大量飲酒、お菓子をよく食べること、などが風邪を引きやすい人たちに共通する生活習慣でした。

太っている人が風邪を引きやすいのは、糖尿病や呼吸器のリスクが高いことと関係していると思います。

糖尿病では白血球の機能が低下します。

睡眠不足は免疫の機能を弱くします。リンパ球のうち、ナチュラルキラー細胞と呼ばれる、ウイルスと戦うのに必要な細胞の機能が睡眠不足になると落ちることがわかっています。前述した太っている人では、睡眠時無呼吸症候群のリスクが高くなり、睡眠の質が落ちるため、睡眠不足と同じ状態になります。

大量飲酒でも睡眠の質が低下します。やはりそれによって免疫の機能が下がります。アルコールは、特にレム睡眠を抑える作用が強いので、脳の働きも低下させます。

お菓子の多くには、添加物として砂糖がたくさん含まれています。現在のエビデンスに基づく栄養学では、砂糖は栄養素とみなされていません。添加物とみなすべきです。砂糖が風邪をひきやすい状態と関連する理由は不明ですが、体によくない砂糖を控えるのは風邪の予防にも良いと思います。

※夏風邪など引かぬよう、この猛暑元気に乗り切りましょう。