注意!!※中国産食品が危ない(其の二)
イカ社長から「酸化防止剤です」と説明されたが、刺激臭がしたのでふと気になり、イカが入っていない隣の容器に指を入れて味をたしかめようとした瞬間、「危ない! それを絶対口に入れるな!」とイカ社長に怒鳴られた。「その溶液に浸すと、イカが膨れて見た目がよくなるんだ。高く売るためだよ。でも、その溶液は口にしてはならない。自分なら形が悪くても添加物のないイカを食べるからね」
作業員たちはエプロンに作業着、手袋とマスクをしていて、イカ社長の加工場より一見清潔にしていた。ところが、ある作業員がさばいていた魚を数匹地面に落としてしまい、どうするのか見ていたら、拾ってそのまま他の魚と一緒にバットへ入れた。地面は魚をさばいた後に出る生ゴミで汚れていた。
日本に戻った後、段ボールに名前が載っていた企業へ、石島の加工場と取引があるのか確認してみたが、全ての企業が「そのような企業との取引はありません」と回答した。
これらの潜入取材を敢行した記者は、こうした話を本にまとめている(徳山大樹著『怖い中国食品、不気味なアメリカ食品』)ので、もっと読みたい方にはお薦めします。オンライン記事にも写真が載っていますが、本当に目を疑うものばかりです。
・中国で急増する「悲劇」とは
腐った食品を、自慢げに「常温で長期保存可能」などと自慢する担当者のいい加減ぶりが、いかにも中国らしいです。
ひところ前、毒餃子事件が日本で起きた際には、さかんに中国食品の危険性が喧伝されましたが、さすがに今では改善されたかと思いきや、上記のようなずさんな食品管理や偽物食品がいまだ横行している状態です。
こうした薬品漬けの偽物食品は、当然中国内でも大量に出回っており、僻地に行くと偽物だらけで本物を買いたくても手に入らないこともあるそうです。偽物は安いし味も悪くないため、何が悪いのと思うかもしれません。しかし、食品は毎日摂取するものです。粗悪品に含まれている有害物質を毎日摂取したらどうなるかは簡単に想像できます。病気になります。癌になります。そして今、中国政府は必死に隠していますが、中国での奇形児の数が急増しています。