「春の皿には苦みを盛れ」

春野菜

　アンケート情報サイト「みんなの声」が実施したアンケートによると。

そこで分かった春野菜の人気ランキングは

1位　菜の花

2位　タケノコ
3位　春キャベツ
４位　タラの芽
5位　フキ

春野菜の健康効果いろいろ

　春野菜には植物性アルカロイドが含まれていて、独特の苦みや香りがある。

　植物性アルカロイドは、腎臓のろ過機能を向上させて、汗をあまりかかない冬の間に溜まった老廃物の排出を助けてくれる。つまり春野菜は、老廃物を解毒排出して、春からの活動のための新陳代謝を活発にしてくれるのだ！

　春キャベツや菜の花などのアブラナ科の野菜にはグルコシノレートという辛味成分が含まれている。この辛味成分は、肝臓の解毒機能を強化してくれる。さらに、更年期障害緩和やアンチエイジング、免疫力アップ効果など、身体機能を全般的に向上させる機能もある

簡単調理で春野菜の栄養を逃さず摂る方法は？

★菜の花：ゆで時間は30秒・水に浸けずにそのまま冷ます
　豊富に含まれる葉酸とビタミンB6が、心臓病と大腸がん予防に効果大だ！　葉酸とビタミンB6は水に溶けやすいので、調理後に水にさらさずそのまま冷まそう。豊富に含まれるビタミンCは乳製品に含まれるカルシウムで吸収率が上がるので、シチューやグラタンがお勧めレシピだ。

★タケノコ：下ゆでは牛乳を加えて・糖質と一緒に摂取して吸収率アップ
　タケノコの溝に詰まっている白い粉のようなものがチロシンだ。体内でやる気や集中力を高める神経伝達物質に変化する。牛乳を加えた水で下ゆですると、牛乳のカルシウムがタケノコのえぐみ成分と結合してえぐみが抑えられる。また、チロシンは糖質と一緒に摂取すると吸収率がアップする。たけのこご飯がお勧めレシピだ。

★アスパラガス：立てて保存・炒めて調理
　アスパラガスはルチンが多く、動脈硬化を防いでくれる。春のアスパラガスは夏と比べてルチンが4倍！アスパラガスを寝かせて保存すると、上に向かって伸びようとして糖分やアミノ酸が消費されるので、保存は立てて。ルチンは水溶性なので、炒め物で調理するのがお勧めだ