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NHKでまたも「ヤラセ」発覚!?

Business Journal / 2016年8月19日 19時0分
 
「貧困女子高生取材」の「実生活」が違いすぎて...... 

NHKでまたも「疑惑」の報道がなされたと話題になっている。

 18日、NHKのニュース番組で特集した「子どもの貧困」。ニュースでは特に母子家庭の子どもの貧困が深刻であると報じていたのだが……。

 NHKが特集内で取材したのは、1人の女子高生。その女子は小学5年生のときに両親が離婚し、中学でパソコンの使用法がわからず、母親に「1000円程度のキーボードだけ」買ってもらったというエピソードを紹介。さらに、番組では学生の貧困を訴えるイベントの模様も紹介。「6人に1人」が貧困という現実を示した。

 しかし、放送後ネット上に溢れたのは、「貧困」だったはずのその女子高生が「EXILEコンサートチケット」「ONE PIECE映画2D3D観賞チケット」「ONE PIECEグッズ大人買い」「iphone所有」など、どう考えても「普通以上」の生活を送っているような彼女のTwitter情報の数々だった。

 すでにネット上では「これはヤラセ」「女子高生にヤラセさせるNHK」「NHKは知らなかったのかどうなのか」と批判が殺到。NHKが捏造したのか、取材力がないのかは現状明らかになっていないが、「貧困」というネタで特集を組む上では適正でない
人物だったのは確かだろう。

 これまでもNHKには「捏造疑惑」が浮上してきた。昨年、人気番組だった『クローズアップ現代』での“出世詐欺”に関するヤラセ疑惑。「ブローカー」「多重債務者」とされた人物は互いに面識があり、NHK記者の取材に協力する形で出演したものの、「記者が積極的に『登場人物を仕立てて示し合わせて演技させ、事実に見せかけた』という意味での『やらせ』があったとは言い難い」が、明らかに「隠し撮り」であるかのように演出した点などは、BPOにより「報道番組で許容される範囲を逸脱した表現」であり「重大な放送倫理違反があった」とされている。

 またも起きてしまったNHKの「ヤラセ」疑惑。貧困などを取り上げて社会正義を気取る上では、もはや「演出」は不可欠なのだろうか。