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小学生の視力過去最悪 3割が1.0未満

学校保健統計調査毎日新聞 2016年1月23日 東京夕刊

 幼稚園から高校まで裸眼視力が1・0未満の子どもは増加傾向で、特に小学生の割合は30・97%と1979年度の調査開始以来、過去最悪となったことが文部科学省の2015年度学校保健統計調査(速報値)
で分かった。一方「肥満傾向児」の割合は減少傾向。特に福島県は改善し文科省は「おおむね東日本大震災前の数値に戻った」としている。

裸眼視力が1・0未満の子どもの割合は幼稚園26・82%、
中学校54・05%、高校63・79%。父母世代に当たる
30年前の85年度調査と比べ、約6~17ポイント増加した。
 文科省は「スマートフォンやパソコンなど、近くを見る機会が増えたことが関係しているのではないか」とみている。
 「肥満傾向児」の出現率を学年別でみると、男子は小4と小5、
女子は小3、中1、高2で微増した以外はいずれも微減だった。
男子は高1の11・34%、女子は中1の8・36%が最高値だった。
37年度から測定してきた座高と、幼稚園と小学校を対象に49年度から実施の寄生虫保有の有無(ぎょう虫検査)は今回が最後。文科省は「座高は活用されておらず、寄生虫保有もほとんどなくなった」と説明している。16年度からは、四肢や骨、関節などの疾病や異常を見つけるための項目を追加する。