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女子高生1人だけ使っていたJR北海道の駅、卒業待って閉鎖へ

レコードチャイナ 2016年1月10日 11時30分 (2016年1月13日 00時01分 更新)


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2016年1月10日、韓国・国民日報はこのほど、唯一の利用客だった女子高校生が卒業する3月末を待って閉鎖を決めたJR北海道の駅を紹介、韓国のネットユーザーの感動を呼んでいる。このニュースは中国でも報じられ、その心遣いにネットユーザーから称賛の声が集まった。

この駅は、JR北海道のローカル線・石北線旧白滝駅。JRで「旧」の文字が最初に置かれている唯一の駅でもある。

現在、列車は往復で午前7時と午後5時の2回だけ停車する。女子高生の通学時間に合わせたためだ。周辺の人口が減少し、閉鎖が検討されてきたが、女子高生が今春に卒業し、大学に進学することから、JR北海道は引き延ばしてきた閉鎖日を3月26日に決めた。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「女の子1人のための配慮が感動的」「本当に温かい話だ。ほほえましい」「韓国だったらすぐに閉鎖されている」「子どもを産めと口先だけで言いながら、島しょ地域の廃校を推進中のヘル朝鮮(韓国をやゆした言葉)とは全く違う」「これが日本と韓国の違い」などの書き込みが相次いだ。

半面、韓国ネットらしい「日本は敵だが、尊敬する」「歴史認識を除けば日本は良い国」「日本は本当に自国民にとっては良い国だ」といった意見も目立った。

旧白滝駅は中国でも話題となり、ネットユーザーは「人情味があるな」「愛があふれてる」「確かに日本のこういう血の通った公益事業は素晴らしい。日本人の精神は学ぶべき」「中国ではあり得ない。中国政府は国民のことを考えるべきだ。口だけでは国民の信用は得られない」「これが本当の意味での人民への奉仕」などのコメントを多く寄せた。

一方で、韓国同様に「民族の恨みを別にすれば、日本は本当に学ぶべきところの多い国だ」「歴史と政治を除けば、日本に対しては好感が満ち満ちている」などの指摘も少なくなかった。(編集/大隅

※駅の歴史(ウィキペディアより)

1947年(昭和22年)2月11日 - 運輸省石北線旧白滝仮乗降場(局設定)として開業。旅客のみ取扱い。
1949年(昭和24年)6月1日 - 公共企業体である日本国有鉄道に移管。
1961年(昭和36年)4月1日 - 所属路線が石北本線に改称。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承[1]。同時に駅に昇格[1]。
1990年(平成2年)3月10日 - 営業キロ設定。
2015年(平成27年)7月21日 - 2016年3月実施予定のダイヤ改正で当駅を廃止する方針を遠軽町へ通知[2]。
2016年(平成28年)3月26日 - 利用者減少とダイヤ改正に伴い廃止予定[3]。1日1往復は、唯一の定期乗降客だった地元女子高生の登下校の時間帯と同じだったが、その女子高生も廃止と同時に高校を卒業することが報じられ、話題となった