年金個人情報流出問題

　　年金流出問題一連の流れ　　　　毎日新聞５日朝刊

日本年金機構PC遮断遅れる

　日本年金機構は感染を確認するたびにウイルス対策ソフトを更新し

感染したパソコンの接続を遮断したが全拠点の接続を遮断したのは２９日

専門家は「最初の感染を確認した時点で全てのネットの接続を遮断」

すべきだと指摘している

５月８日　不審メールを受信したパソコン１台のウイルス感染を確認し遮断

　　９日　パソコンから新種ウイルス発見

　１１日　厚生労働省に報告

　１２日　ウイルス対策ソフト更新

　１５日　ウイルス対策ソフト開発会社から「外部に情報を漏えいする」

　　　　タイプでないと報告

　１８日　複数の職員が「不審らしきメール」を受信の報告

　１９日　警視庁高井戸署に捜査依頼

　２０日　複数の職員が「不審らしきメール」を受信の報告

　２２日　ウイルス対策ソフト更新(～２６日)

　　　　内閣サイバーセキュリティセンターが厚労省に「不審な通信を検知」

　　　　不審な通信が確認された地域ブロック本部のネット接続を遮断

２３日　１９台のパソコンから大量発信を確認。当該等部署のネット接続を遮断

２５日　パソコン１台にウイルス感染可能性

２７日　ウイルス対策ソフトを更新

２８日　警視庁から「流出したと見られるデーター」を発見と塩崎厚生労働相に報告

２９日　全拠点のネットの接続を遮断。個人情報の流出確認

６月１日　記者会見で加入者情報流出を公表

※日本年金機構と前身の社会保険庁の主な不祥事

<<社会保険庁時代>>

０５年１月　書籍等の監修料の受け取り問題幹部の処分

　　１２月　有名人の年金記録ののぞき見問題職員3273人を処分

０６年５月　国民年金保険料の不正免除問題約1700人を処分


０７年２月　『宙に浮いた年金記録』約5000万件

　　　　　　払った保険料の記録がない『消えた年金』問題

０８年９月　厚生年金保険料の算定基準となる順報酬月額改ざんへの

　　　　　　社会保険事務所職員の関与を保険庁が認める

<<日本年金機構>>

１２年２月　約7万1700人からの所得税額を多く源泉徴収のミス

１３年６月　日本年金機構発足約3年間で事務処理ミスが

　　　　　　4590件あったことが判明