[ニューヨーク 20日 ロイター] 米婚姻弁護士協会(AAML)の調査で、携帯電話やスマートフォン(多機能携帯電話)などから送られる携帯メールが、離婚訴訟の証拠として最も提出されていることが分かった。
AAMLによると、9割以上の離婚弁護士が過去3年間で、スマートフォンなどによる携帯メールが訴訟の証拠に提出されるケースが急増していると答えたという。
AAMLのケン・アルトシュラー会長は「
よく考えないで送ったような携帯メールが多い」と指摘。携帯メールは、人の考えや行動などの文書記録だと注意を促した。
たとえ肩越しに誰かに携帯メールを見られただけでも、その人が信用のおける人物なら、問題を引き起こす可能性もあるという。
アルトシュラー氏は「書いたものは全て、いつか判事が目にすると考えたほうがいい。つまり、見せたくないことなら、書かないことだ」とし、「自分の携帯メールは消去しても、相手が消去しているとは限らない」と語った。